VFXGraphでエフェクトを作ってみた

この記事は A-PxL Advent Calendar 2023 の21日目に向けて執筆しています。

こんにちは!この度、A-PxLの副代表になりました豆腐です。最近はBlenderでオリジナルの3Dキャラクターを制作しています。既存のキャラであればイラストを参考にしてある程度簡単にモデリングすることができますが、私は絵が描けないため非常に難航しています。

さて、今回は現在開発中のプロジェクトでエフェクトの作成を担当することになったので、勉強を兼ねてUnityの機能である「VFX Graph」を使ってエフェクトを作ってみました。

 

環境

  • Unity : 2022.3.10f1
  • VFXGraph : 14.0.8

作成するもの

今回はVFXGraphで炎のエフェクトを作成したいと思います。

  1. VFX Graphを作成し、シーンに配置
  2. VFXGraphの編集画面で、Outputのテクスチャを煙っぽいテクスチャに変更し、Blende ModeをAlpha Premultipliedに変更


    テクスチャはネットにあるフリー素材を使用しました。色は後で変えることができるので何色でも大丈夫です。

  3. Rate を増やし、Set Velocity Randomのパラメーターを操作して煙の速さを調整

  4. UpdateにAdd Angleを追加し、ブロックの外でRandom Numberを追加して煙が自然に回転するようにパラメーターを調整
  5. Set Size over Lifeのグラフをクリックし、大きさが小→大→小になるように調整

  6. Set Color over Lifeで色が黄色→赤→黒になるように変更

    ここで時間経過によって色を変更することができます。Intensityを上げることで発光している様に見えます。今回は黄色と赤のIntensityを上げました。

完成

このように短時間でリアルな炎のエフェクトを作ることができました。

感想

エフェクトの勉強を始めて1週間ほどでもVFXGraphを使えば簡単にクオリティの高いものを作ることができました。ただ日本でVFXGraphについて解説している方が少なく、海外の動画を見て手探りで機能を理解していくことが大変でしたが、エフェクト制作に没頭することができてとても楽しかったです。

今年はblenderやUnityの様々な機能に触れることができ、学際でのチーム開発でチームリーダーを経験したりするなど、新しいことにたくさん挑戦し技術的に成長することができた1年でした。来年も好奇心旺盛にどんどん新しいことに挑戦していきたいと思います。

今年もありがとうございました!来年もよろしくお願いします!